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ソウル市、日・中から「美容整形観光客」を積極誘致へ
来年から外国人観光客に美容形成外科を紹介

 日本、中国などアジア諸国から、美容整形手術を受けるために韓国を訪れる女性たちが増えているのを受け、ソウル市は来年から、外国からの「美容整形観光客」に市内の美容形成外科を紹介するサービスを開始する。地方自治体が美容整形に特化したサポートセンターを開設し、積極的な「美容整形観光客」の誘致に乗り出すのは、ソウル市が初めてだ。


 ソウル市は5日、「美容整形観光客」に市内の美容形成外科を紹介する「ソウル美容医療観光総合支援センター(仮称)」を開設し、来年から運営を始める、と発表した。


 同センターには外国語に精通した相談スタッフが配置され、外国人観光客に対し、市内の美容形成外科や皮膚科を紹介するほか、「美容整形観光」をPRし、医療機関を紹介するホームページや、日本語・中国語・英語によるパンフレットも作成する予定。また、外国人観光客が訪れる医療機関に、通訳大学院卒業生など外国語専攻者を通訳スタッフとして派遣するサービスも行うとしている。ソウル市は現在、市内にある約30カ所の形成外科などと連携し、医療機関連絡協議会の発足を目指している。同市の担当者は「北京五輪以降には中国人の医療観光客の需要が大幅に伸びるだろう」と話している。


 同市はこのサービスが成功した場合、医療サービスセンター・宿泊施設・健康管理センターなどを1カ所に集めた「医療観光複合団地」をソウルに建設する構想も本格的に検討するという。同市のキム・テギュン観光マーケティング課長は「現在、韓国の医療技術のレベルは高く、しかも費用が安いため、国際的な競争力は十分にある。長期的な目標は、世界レベルの医療機関による複合型団地の整備だ」と話す。


 また、医療機関連絡協議会の選定審議委員長を務める高正均(コ・ジョンギュン)ソウル市議は「医療観光の中でも美容整形に特化したソウル市の今回の試みは、政府が検討している医療観光推進事業よりも大きな効果をもたらすだろう。現在、韓国外国語大の外国語学科とともに、通訳支援のための協議組織を設ける案も検討している」と述べた。


クァク・スグン記者

朝鮮日報 - 2007年12月5日
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