５０代女性向け化粧品を拡充 しわ対策で大手メーカー

５０代女性向け化粧品を拡充　しわ対策で大手メーカー


　大手化粧品メーカーは主に５０代の女性を対象に、加齢によるしわや唇の乾きといった悩みに対応した商品を相次いで売り出している。この世代は美容に対する意識が高く、「化粧品にはお金を惜しまない層」（業界関係者）との傾向があるためだ。

　業界最大手の資生堂は８月下旬、メーキャップの新ブランド「インテグレート　グレイシィ」を発売。ファンデーションが小じわなどを目立たせず、滑らかな肌に仕上げ、口紅ははっきりとした発色で唇のくすみを隠すことができるという。

　カネボウ化粧品も５０代向けブランド「エビータ」で、唇の乾燥を防ぐためコラーゲンなど保湿効果の高い成分を配合した口紅を取り扱う。同社は「エビータの売り上げは順調に伸びており、今年１２月期に出荷額１００億円超を目指す」としている。コーセーコスメニエンスは「潤肌精　プライム」シリーズに、５０代向けの化粧水や乳液などを８月下旬に追加した。

神奈川新聞 - 2007-09-03


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